1年生の時の夏休みの自由研究が、とても楽しかったらしいぽこすけ(小2女子)
「レベルアップした自由研究をしたい」と宣言していて
2年生では、何をするのかと思っていたけれど、今年は「防災」を選んだ。
(最近は、「減災」を目指すようですが。)
学校から配られたチラシに載っていた「防災マンダラート」というやつを自ら律儀に書き込んで、応募して欲しい、というので応募したところ、
東京都主催の防災館でのツアーが当たった。
他にも住んでいる自治体の、防災キャラバン、という催しものにも当たった。
なりゆきである。
私は夏は忙しかったので、両方とも、ぽこすけは、とーちゃんと妹ちゅーたと参加。
防災館では、「我が家の環境局長 任命証」というのを皆の前でもらったようで、
「初めて賞状みたいなやつ、もらった!」とご満悦だった。
(東京都知事から任命された。笑)
地震(揺れ)や、台風(風と雨)、火事(煙)の体験をしたり、
防災キャラバンの方では、避難所づくりを体験したり、なかなかに面白かったよう。
本当に自由研究にするなら、いろいろメモしておいで、と伝えた。
メモはしていなかったようだが、
家で、印象に残ったことなどを、私に報告しながら、メモにまとめていた。
それが、かなり役立った。
「防災」について、絵本とか作ったら楽しそう!!と早い段階で言っていたが
やっぱりまだひとりきりでまとめるのはいやだ、ママとやりたい、
ということで、(隣で応援し、相談にのる。)
私の仕事他が落ち着いてから、8月31日、9月1日とぐあーーっと頑張って…
アンケートで私の友達に電話をかけたり、街の防災の看板を写真に撮りに行ったり
防災グッズを確認したり、集めたりしつつ。
それまでまとめたメモを見つつ、絵本にした。
9月1日に提出しなくても大丈夫というので、始業式が終わってからも
夏休みの宿題。。。
ぽこすけ、根気はないので、集中させるのは大変だったが、
文章にするのはものすごく早くて、感心した。
絵が盛りだくさんで、炎とか仕掛けもつくって
最後は自分で絵本の糸閉じをして、まぁ、半分は工作だったが、
我が子ながら、よくまとめていたと思う。
「ぽこすけの防災ものがたり」
☆登場人物 うちの家族そのまんま。
(ネーミング等は完全にぽこすけが考えた、ノリノリで設定していた。)
・のんびりママ(我が家は災害に合わないと思いこんでいるのんびりママ。)
・でまかせとーさん(「オレがどんな災害からもこの家を守ってやる!」)
・5さいのいもうと
・しっかりぽこすけ(防災を学んだぽこすけが、大事なことを家族に伝えていく。)
☆目次
じしん/ 台風〜水がい/ 火さい/ ぼうさいアンケート /じゅんび(さいがいにそなえよう) /町なかでぼうさいにかんするものをさがせ 15ページになった。
ぽこすけが、防災館などで学んだことを、家族に解説するお話風にしていったが、本当に、私自身が、へ〜と思ったことが沢山あった。
・地震について(頭の守り方とか)
・うちは坂の上だから、川の氾濫も心配ない!と思っていたら、ハザードマップみたら危険0でなくてびっくり
・火災での一酸化炭素の恐ろしさ
・うちの指定避難場所は思ってたところと違った(汗)
・うちで用意していた防災グッズを出そうとしたらうまく出せなくていろいろなものが落ちてきた(ほんとに。)
「どんがらがっしゃーーん」「きゃーー!!」「すぐに取り出せるようにしておかなくちゃ!」←ネタになった
・防災グッズを開いたら、非常食の賞味期限が2年近く切れていた
「ちゃんと確認しなくちゃね!我が家は9月1日に確認しよう!」←これもネタになった
・ちなみに、今の非常食は美味しい。尾西、というメーカーのが特に美味しかった。
2年近く賞味機嫌が切れていたが(反省。)でも美味しかったし、私は大丈夫だった。
・足りなかった防災グッズを揃えた、ぽこすけ、初めてラジオをつけてみた。
・ぽこすけのアンテナが立って、街の中や店の中で、地震集合場所とか、防火水そうとか、いろいろなものを見つけてきた。(ママのスマホを使って撮影してまとめた。)
☆防災アンケート
ばーちゃんじーちゃん(川のそばに住んでいるお年寄り二人暮らし)と、
私の友達ふたり(Yちゃん…赤ちゃんのいるご家庭/ Uちゃん…ご高齢のお母さんと二人暮らし、二人ともぽこすけがよく知っている友達)
電話をして話を聞いた。いろいろな話が聞けて興味深かった!
じーちゃんが防災委員なのは初めて知った。
Yちゃんは、赤ちゃんが産まれたてなのはもちろん、パパが夜勤でいない夜に地震とかあったらどうしようって、不安なんだって。
もうひとりの友達Uちゃんは、中学生の時に、阪神淡路大震災を体験していて、いろいろな話を聞かせてくれた。
私にとって仲の良い友人だが、知らない話が多く、あらためて、人の話を聞くのは本当に大事なことだと思った。
私の地元は、昔から大きな地震が来る、と言われていて、
子どもの頃から、地震体験の車にも何度も乗ったし、3階とかから滑り降りる練習を何度もしたし、ヘルメットを被って登下校していたし、
地震怖い、が身体に染み付いているが(でも来ない)
ばーちゃんは、1番の防災は、近所の人たちと、仲良くしておくことだよ、と昔から言っていた。
そんなことも思い出した。
子どもたちも、何かあった時に、一人でもちゃんと考えて行動できるように育てたい、と思っていたのだった。
そして私たちは気づいた!
なぜかぽこすけとちゅーた、カップラーメンを食べたことがない!(どん兵衛のきつねとたぬきとかはあるんだけれど、)
というわけで、9月1日に初めて元祖カップヌードルを食べた。
ちゅーたは一口しか食べられず、ぽこすけも最初は美味しいと言っていたがしょっぱすぎると食べられず、
私も大学生の頃はよく食べていたのに(学内で2時すぎるとカップラーメンくらいしか売っていなかった、当時コンビニすらなかった。)
今回、全然食べられなかったことに驚き… 若さが…
がんばって私が3食完食しましたが。
☆あとがき 〜最後の部分 抜粋
「さいがいは、いつおきるかわからないから、ねているときにじしんがおきたらどうやってこうどうしようとか、そとを一人で歩いているときだったらどうするか、かんがえるようになりました。
さいごに、本をつくるのは、とてもたいへんでした。
たのしかったけどやっぱりたいへんでした。」
かんがえるようになった、か。すごい。ちょっと感心した。
そして、たいへんだったよね。
でも完成して「いやーレベルアップしすぎたな!」
とぽこすけ、大変ご満悦だった。
感心する内容が多く、充分すごい!!と思ったけれど(親バカ)
でも、どんな内容でも良いんだ。
作り上げたことがすごい。いっぱい天狗になっていい。
自信にして欲しい。
お友達の研究もよく見ていて「〇〇ちゃんのはこんなところが凄かった!」
いいところをたくさん探せたのは、がんばったからかな。
来年も楽しみにしていますが、
…夏休み中には終わらせましょう。