これは、ぽこすけ(小2女子)の昨年の自由研究の話。
自由研究は、本当に「自由」研究で、やってもやらなくても良かった。
料理でも工作でも、何でも良かった。
学校から配布された「自由研究のすすめ」みたいなチラシで紹介された、
卵をお酢につけるとどうなるか、を試したりして満足し、
まぁそんなんで良いか、と思っていた夏休みの終わり。
ぽこすけは突然、言った。
「かわちゃんのおうちを作りたい!!」
なに!!
もう二学期、学校始まりますけど?!!
かわちゃん、とは、夏休み8月の頭の旅先、新江ノ島水族館にて出会い
連れて帰った(くじびきがぐるんぐるんまわってるやつで当たった)
かわうそのぬいぐるみである。
外で持っていたら目立つほどに大きいやつ。
「かわちゃん、おうちがあると良いと思う、作りたい、
じゆうけんきゅうにする!!!」
ええぇ。。。今から??
勘弁してほしい、と思うが、
時々、突然あらわれる、ぽこすけの、ぴっかーーーん。
せっかくの、ぴっかーーん、を逃してはならない。
やる気を出したのなら、と、どんなのが作りたい??
設計図を書かせた。
取っ手のついた扉があって、窓が3つあって、三角の屋根があって、
屋根の上には三角の旗がついていて、
かわちゃんがさみしくないように、鎌倉の海の貝殻を屋根につけるの。
かわちゃんのお水と、餌の魚を置いたお皿も用意する。
お布団もあると良いかな!
ぽこすけの夢はふくらむ。
(ホテルの大浴場のセキュリティーのように)ぴってカード通すと
ドアが開くようにしたい!
…それ出来たらすごい良いけど、ちょっと2日じゃムリかなー(あと母の実力不足)
それはまたの機会に、だな。。。
段ボールを切って(ぽこすけは、初めてカッターを使った気がする)
組み合わせて家を作って
窓を切り抜いて
絵の具を画用紙に塗って、切って、貼って…
フェルトを切って旗にして(どうやったら旗がうまく立つのか)
ボンドで貝殻貼って(何で貼ったらいいかな)
形は、素材は、組み合わせる方法は、
たくさんアイデアを出しながら、試行錯誤
なるべくぽこすけの考えを活かせるように。
そして妹ちゅーた(当時年中)も
「ちゅーたもしろちゃんのおうちつくる!」
やりたいよねぇ
…カオス。
(しろちゃんは、ちゅーたが新江ノ島水族館より連れて帰ったあざらしのぬいぐるみ
ちゅーたはこの1ヶ月後、「あざらしのしろちゃん」という初の作曲をする
しろちゃんといい、かわちゃんといい、
夏の思い出のぬいぐるみは、子どもたちからインスピレーションを引き出した。
ぬいぐるみが好きでない私は最初買い与えるのを渋ったが
とても良い仕事をしてくれた。
かわちゃんとしろちゃん、今も子どもたちの大事な友だち。)
夏休み中に終わらないかもと思ったけれど、何とか完成しました。
大物すぎて、学校には持って行けなかったので、慌てて写真を撮り
夜中にコンビニで写真をプリントアウトして、
ちゃんとドキュメンテーションを制作して、提出。
本人はかなり満足したらしく、
いまだにかわちゃんのおうちは愛用されている。
しかしながら母は、
いやーー、小学生の夏休みの大変さって、これか!!
と気づきました、とさ。
さて、小2の自由研究は、まだ。
まとまる気がしないが、時々頑張っている。
1学期の終わりには、ぽこすけ、全校生徒の前で「自由研究を頑張りたい」
と宣言したらしいが… 間に合うか?!