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金子みすゞの詩に思うこと

今週の音読は、金子みすゞの詩

「わたしと小鳥とすずと」

 

 

 

「え??

これだけ??」

 

 

 

ってぽこすけ(新小3女子)がびっくりして

新しい音読が始まる月曜日は、

親子でファイルを何度か確認した〜(笑)

 

 

 

去年だって

フランクリンとか

蛇足、とか(懐かしい!)

 

 

新学年になって

最初は短かったじゃない??

 

 

 

ぽこすけの学校の宿題は

いつもほとんどないのだけれど

 

 

このところ国語教科書の音読が

スーホの白い馬

全文なので

(10分近くかかる…)

 

 

短い音読

実はありがたい

 

 

 

我が子ながら

スーホの音読は、すごく上手い

ちょっとうるってしちゃう

 

この1年の

松江塾の音読のおかげだろう

(ばあさんと、神々と、お猿と格闘)

 

 

 

 

今週の音読、金子みすゞの詩

「良い詩だね」

とぽこすけは気に入って

 

今朝は、何度も暗唱していた

 

 

 

私は嬉しい

金子みすゞ

大大大好きだから

 

 

 

どのくらい好きかと言えば

20代の頃、詩に曲をつけた

(作品として提出したり演奏した

今も趣味で、時々演奏はする

ここに録音も添付できるのかな??

と思ったけれど

能力不足!

ピアノ+歌2人+打楽器が基本だけれど

「大漁」は、合唱と和太鼓でアレンジしたくて

まだあきらめていない

その際にはこのブログに載っけよう!)

 

 

いろんな曲で考えつつ

きっちり完成したのは4曲のみですが

「空と海」「大漁」「もくせい」「積もった雪」

私の中では四季をイメージした

 

 

 

昨日は東京や埼玉でも雪が降ったから、

こちらの詩をご紹介。

 

 

 

積もった雪    金子みすゞ

 

 

上の雪 

さむかろな。

つめたい月がさしていて。

 

下の雪 

重かろな。

何百人ものせていて。

 

中の雪 

さみしかろな。

空も地面も見えないで。

 

 

(注:地面=じべた

 

たくさん書籍は出ていますが

二十歳の頃に読んでいた

金子みすゞ童謡集」ハルキ文庫

より引用しています。)

 

 

 

 

一番最初に出会ったのは

「大漁」という詩

 

 

 

大漁      金子みすゞ

 

 

朝焼小焼だ

大漁だ

大羽鰮の

大漁だ。

 

浜は祭りの

ようだけど

海のなかでは

何万の

鰮のとむらい

するだろう。

 

 

 

注:鰮(いわし)

こちらも「金子みすゞ童謡集」

ハルキ文庫より引用

 

 

 

 

この詩に出会って

衝撃を受けた。

 

 

 

みえない世界を

やさしくて

まっすぐな言葉でうたう

 

 

 

見えない世界が見える

見えない世界を見ようとする人は

辛いのかもしれない

 

 

でも我が子には

見えない世界も思いを馳せ行動できるような

強く、優しい人に育って欲しい

 

 

 

この金子みすゞさんは

若くして亡くなっている

(享年 満26 昭和5年)

 

 

 

自ら命を絶った

 

 

 

 

ねぇ、ぽこすけ

いろいろあるけれど

昔よりは格段に

女性でも、好きな道を選べる

 

 

 

(童謡「赤とんぼ」3番

 

🎵十五で姐やは、嫁に行き 

お里のたよりも、絶えはてた

 

ですよ、15で嫁!!!涙

 

私の曽祖母も13、4でお嫁入り…

明治40年生まれ そんな時代

 

8人育てて 男のように働いて

晩年は世界中を旅していたけどね!!)

 

 

 

既に亡くなっているが

私の祖母は、昭和2年生まれ

 

 

戦争もあったし、

女だから、と

行きたい道を反対され、断念したそうだ

 

 

 

「いいの、来世でやるから」

おばあちゃんは微笑んでいた

 

 

 

孫の私には、

「やりたいことをやりなさい」

いつもいつも、応援してくれた。

 

 

 

今度は私が

応援する番

 

 

 

娘たちよ

 

 

 

好きな道を生きなさい

 

 

好きな道を生きるための

力をつけなさい

 

 

 

そして母も

今は、あなたたちを支えることを一番に

 

 

 

でもちゃんと好きな道を、

行くからね