小3小1 松江塾ママブロガー 茶碗の縁【初代公認】

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小2の言語化

松江塾が良いなと思ったことの1つに

日本語が大切と考えて下さっていることがある

算数の文章題だって

国語の読解なしに解くことは出来ない

(英語の教育法に疑問がずっとあったので

松江塾の英語は楽しみにしている)

勉強においてだけではなく、

母国語である日本語がどれだけ大事か

それは、思考する言語が日本語だからだ

そして自分の気持ちを表わすものが

絵かもしれない、音かもしれない

それでもやはり、少なくとも我が子にとっては、「生きる」ために

本当に日本語が大切だと思う

例えば、淋しい、寂しい、悲しい、哀しい、切ない

自分の気持ちを1番表わす言葉を見つけると腑に落ちる

それで、混沌とした気持ちが整うものだ

感覚や閃きの行動も、感覚を重ねただけではなく、やはり沢山の思考の上に生まれるものでもあると思う

 

最近ぽこすけ(小2)は機嫌が悪い

でも、言葉にしてくれるようになった

 

昨日も些細なことで激昂し、

私も我慢しつつも最後はキレ返し、

でも一生懸命、話を聞いた

 

激昂おさまり、ぽこすけが泣きながら話したこと。

 

「最近、イラ虫がずーっといるの

いいこの時もほんとはいいこじゃないの

ずっと心の中がモヤモヤしててイラ虫がいるの

イラ虫ともう一匹いるの

学校でも学童でも家族のことでもなくてぽこすけの心の中のことだから

イヤだから言いたくないの」

 

それは、何か衝撃だった

知らない娘、がそこにいた。

…言いたくないんだね。

でも、言いたくないってちゃんと言えたね。

ただ、本当につらいことがあるなら

ママとぽこすけは違う人間だから、

それは伝えてくれなくちゃ分かってあげられないよ。

ママは魔法つかいじゃないから。

 

「ひとりになって、心を落ち着けたいの

ダメだって分かっているのに

イヤなのに悪いこと言っちゃうし

静かになりたいの

戸棚に隠れてる時は、ほっといてほしい

ママこないけど、ちゅーた時々くるからイヤなの」

それは、ねーねが心配だからだからだよ

 

そして、最後に

口内炎がひどくてお茶じゃなくて水しか飲めないのが本当は嫌で落ち着かないの

本当はきゅうりもトマトもお魚も食べたいのに食べられなかったの嫌だった

この前のお弁当のナムルも残しちゃったのママいいよ、って言ったけど嫌だった」

と号泣。

そこか!!!!

食べられないこと自体も嫌だし、

ママの作ったご飯を食べてあげられない、のが悲しいのかもしれない。

 

…じゃ、ストロー使ったらお茶飲めるんじゃない?!

「え。ストロー?」

ぽこすけは、お茶をストローで飲むなど思いもよらなかったらしい。

ストローを使ってお茶を飲んだら、飲めた。

そして、すっかり落ち着いた。

お茶も美味しかったのだろうし、

伝わったことが、ホッとしたのかもしれない。

自分のことなんて、みんな分かってくれない、そう思ってしまう思春期。

嵐はきっと過ぎるし、きっと何かを運んでくる。

 

お話してみると、スッキリすることもあるよね

泣いたり怒ったりしてるだけじゃ他の人は分からないよ

赤ちゃんはおしゃべりができないから泣いて訴えるけど

ぽこすけはもうお話が出来るよ

言葉を探そう

1人で考えてもどうにもならないことあるけど

「もうお水ばっかりじゃイヤだからお茶が飲みたい」

ってちゃんと言葉で伝えてくれたら

ママも分かったし

ストロー出してあげられたよ

お茶飲んだら、落ち着いたね

 

「立って、抱っこして欲しい。」

分かった、まだ出来るよ。

怒って泣いても分からないけど、

ちゃんと言葉で伝えてくれたら、出来ることは出来るよ。

 

いろいろ考えちゃってイヤなんだね

と言ったら、「ちがう」

「考えてないの、思っちゃうんだ

考えるのとは違う

思っちゃうから、イヤなんだ」

はっきり言って、スッキリした顔になった

「そうだね、考えるのと、思っちゃうのは、違うよね…」

考えるのは続いていく、つながってくこと

思うのと違う、と言っていた

凄いと、思った

そして自分もひとつ思い出した

やっぱり小学校低学年だったと思う

頭の中を物凄く沢山の言葉が駆け巡っていく感覚があって発狂しそうだった

本当に、子どもって凄い

 

真島先生は、

話を聞く時「目を見て」と言う

それも松江塾が良いと思う理由

「目を見て」は深い

忙しい日々に「目を見て」は実は難しい

でも、私自身がしっかり子どもの「目を見て」

向き合わないと。

子どもに、負ける。