小3小1 松江塾ママブロガー 茶碗の縁【初代公認】

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母の偉大さ

娘たちは今、7歳と5歳

大きくなったあなたたちは、今この頃のママを覚えているだろうか。

 

今日は私自身の話

ここ数日、とある免許の試験の真っ最中

学びは一生だが

やはり結果の出るものに向かうことは、苦しいものだ。

 

仕事関係で、評価されたり緊張感のある本番、常にはあるが

試験を受験し、合否がでるものは

高校、大学の受験と、20代の前半にちょっとした国家資格をとった時くらい。

20代は、働きながらの勉強だったが、まだ独り身だったから良かった。

自分の工夫次第で時間はつくれた。

 

今受けている試験は、国際的に認められた免許だが、日本では知名度が低く

むしろ容易に取れる類似の資格が乱立しており、正しくは知られていないものなので

ここまで大変なことは知らない人が多いと思う。

知らない受験生と遭遇しても、あなたもなのですね、と親近感覚える程には大変。

 

私は、干支ひとまわりくらいブランクがある。

うーん、うまい例えが見つからないけれど、

過去に10年くらいフランス語勉強していて(学生時代なじみないやつ)

一旦はまぁまぁ話したり書いたり出来るようになったけど

ここ10年は全くそこから離れていて、ある日突然

仕事で必要になったから

3ヶ月の勉強でフランス語版TOEICで900点とってね

って言われている感じ。

(なんなら、フランス語とイタリア語と英語とよろしく、って感じだけど。)

 

こんなにもお金と労力と時間がかかって受験しても

別に仕事が増えるわけでも賃金が増えるわけでもない。(多分。)

ただ、今の職場では必要となってしまった。

 

子育てより大事なことあるか!!と私はつい思ってしまうが、

お仕事です。自分で選んだ道なのです。

 

生半可な準備で出来るものではない。

学生の受験ではなく、仕事人の、大人の受験なので、

本来、出来て、当たり前のもの。

狭い世界、私の出来が良くないと、迷惑被る人がいること。

他さまざまな理由で、すごいプレッシャー。

 

ただ、やはり学びは大きかった。

大変な精神状態にさらされ、

分からないけれど近い将来、受験とかに挑むことになるであろう、

我が娘たちのために、思い知ったことも沢山あるから、

記録しておく。

 

① 当たり前、のレベルを上げること

一番は、コンスタントに当たり前に出来るようにしておくこと。

「試験?何が?」

の境地が理想だ。

したら、試験なんて何にも辛くない。

 

私のように、長いブランクをなんとかしようとか

時間がない、なんて理由にしたくないが

(普段の家事育児仕事でさえ睡眠削ってやっているのに、+α試験とかムリ)

辛さしかなかった。けれど

毎日の積み重ねがあり、当たり前だったら何も怖くないのだ。 

でもね、あきらめてはいけない。

 

② 試験が終わる前に、頑張ったね、とか褒めてはいけない

(分かんない、我が子限定かもだけど。)

あきらめてはいけない。

あなたは、まだ、まだやれる。

 

絶対ムリ、と思っていたけれど、この3ヶ月で、どれだけよみがえったか。

もうヘロヘロで、精一杯頑張った、

上司に、まぁこのくらいならOK、と言われることを淡く期待した2週間前

「まだ2週間あるでしょ、もうちょっと何とかしな」(要約)

突き放された。

 

学生じゃないわーー

こちとら仕事も家庭も子どももいる社会人だわーーー

充分よくやったわーー

と心の中で叫んだけれど、

結果、鼓舞されたかたちで、ギリギリまで足掻いた。

いくつも練り直し、試験前日に提出課題が完成した

ある項目は、試験12時間前にやっと出来るようになった

本当に、あきらめてはいけない。

(40代は若いと言われ続けたが、本当だった。まだやれる。)

 

③家庭での応援

必死でプレッシャーに耐え、目標に向かい頑張る我が子がいたら、

まず、衣食住を静かに整えたい。

 

美味しいものを提供する。(私は自給自足。)

心地よい整った部屋。(わー今の我が家、荒れ果ててる。)

そして余計なことを、しない。

何か頼まれたら、やってあげる。

家族が、穏やかに過ごしていたら、いいね。

 

試験前日の夫。

「レンジフードのシート変えたら??」

←今じゃなくて良くない??

それ試験終わった後でもいいよね

本当に今山場なんですよ

切羽詰まってる人に言うことじゃないよね

 

「〇〇どこにある??」←それ、今必要じゃないよね??

お願いだから、明日の試験、終わってからにしてくれる??

 

夫とぽこすけ(小2女子)かまってくれない私にイライラ。

ぽこすけはまだ分かる、ごめん。でも夫!!子どもかい!!

夫を、夫の実家にお預けしたかった。

 

 

「試験前日から試験日3日間、お願いします。」

新幹線の乗って助けにきてくれた私の母は、

私の好きな赤魚を煮て、持ってきてくれた。

とにかく美味しいご飯、そして片付け、

ぽこすけとちゅーたと遊んであげて、笑顔にする。

「ばーちゃんがいると、うちが豊かだね」

とぽこすけが言うくらいだ。

何よりの、何よりのフォローである。

 

そうか。

母は、私を産んで、育てた人だから、

私が生きてきた道をみてきた人だから、

私が今やっていること、全部分かってくれている。

 

こんな歳になってまで、ここまで母に支えられると思ってなかったけれど。

不甲斐ない娘で、すみません。

私もこんな母になりたい。

元気でいて、ぽこすけとちゅーたが、「お願いだから助けて」

(いつもはダメ、私忙しいので!)

って頼んで来た時には、ちゃんと助けになってあげたい。

 

自分が久しぶりに「試験」を受けたから、

将来の子どもたちの対応のために記録しておこうと思ったが

言語化して気づいたのは、母の偉大さだった。

 

夫〜ーー。

今度は、子どもと喧嘩している。

結婚してすぐ出産し、2人の子を育ててきたから、

私のそれまでやってきたことは、ずっと止まっていた。

この人は、私を知らないのだ。

母と年季が違うだけ。

うーん、一生分かってもらえない可能性はあるけど。

でも、なるべく夫にも見せようと思っています。

 

いいの、分かってくれる人はたくさんいるから。

先生、同僚、友達、受験仲間。(オンライン万歳!)

応援のメッセージに、泣く。

分かってくれることが、嬉しい。

力になる。

 

④ 結果はどうであれ、ちゃんと立ち向かって頑張っている我が子がいたら、

誰が知らなくとも、私はちゃんと見ていてあげたい

 

ちゅーた(年長女子)が言った。

「ままに勇気をあげるね☆」

そうだ。

勇気が欲しかった。

がんばってきた。

そしてちゃんと発揮できるはず。←こけたけどね(1日目終了)

 

我が子も、挑戦する勇気を持って欲しい。

自分の力で、ちゃんと挑んだ先には、必ずあなたにしか見えない景色がある。

だから、松江塾なのよ、本当に。

 

おまけ⑤ 私は緊張すると、異常に喉が乾く

電車に乗る前、降りた後、会場について、そこまでで3本ペットボトルの水を飲み干した。

娘たちよ、遺伝するかもしれない。 おわり。