小3小1 松江塾ママブロガー 茶碗の縁【初代公認】

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なんで松江塾?①1年生になったら

♪一年生になったら

きっと家庭それぞれにドラマがあるのだと思う

ぽこすけ(小2女子)は、なんで松江塾に入ったか。

を書きたいのだけれど、ぽこすけの1年生の時の話が前提にあるので、長くなりますが、前置きをまず書いてみます

 

ぽこすけは、新しい環境が苦手

幼稚園の年長の最後、3学期が始まる前でさえ、「幼稚園に行きたくない」と夜泣いていた

楽しく過ごして大好きなお友達と先生がいて安心できる環境であるのに、だ

仲良しのお友達ばっかりじゃん、何が心配なの?

と聞いたら、何を話したら良いのか、どうしたらいいのか分からなくなる

というようなことを言っていた

 

そしたらさ、無理してお話しなくても良いんじゃない?

ちょっと離れたところで一人でいたって良いんじゃない?

そんな風に伝えて、3学期を迎えた

3学期初日の夜に、今日はどうしてたの?と、ぽこすけに聞いたら

「すみっこの棚のところに座って、みんなを見ながらお茶を飲んでた」

って言ってた

それでいいんじゃない

無理して合わせなくて良いんだよ

 

小学校へ入学

最初の頃、記憶にあるのは

家に帰ってくると、

気弱でおしとやかな女の子になったかと思えば

突然乱暴な男の子のようになったり

短時間で顔つきや喋り方、雰囲気までくるくると変わる、さまざまな人格が憑依するような

おそらくいろんな子をじーーっと見て

乗り移らせちゃってるんだろうな、という感じ

 

あとは、ぽこすけはもともとじっと椅子に座っているのが苦手

幼稚園では、登園したら自由遊び

でも小学校は違う

登校したら、席に座る

私の子どもの頃や、今も地元は朝登校したら、まず校庭で遊んでいた

それから教室に入り、椅子に座っていたのだ

その時間があったらまだ違ったと思う

ぽこすけの学校は、先生の勤務体系、防犯等の理由で校庭は開放しない

 

一年生の最初は、休み時間も外に出られなかったそうだ

とにかく、走り回って遊べなかったらしい

それがとても辛かった

 

その上、ぽこすけは、大人の言う通りにする、というのも出来るけれど

本当は自分の好きなようにしたい、という気持ちがとても強い

そんなだからストレスMAX

 

教室内もうろうろする子たちもまだいたので、

一緒にうろうろしてみたら、とすすめてみたこともあったが

それは嫌らしい

すぐに学校に行くのは嫌だ、と言うようになった

本人が辛いのはよく分かったし、行きたくなければ別に行かなくても良いか

とも考えた

 

でも、学校行かなくてずっとぽこすけが家にいるなんて、まず私自身がムリ

人間関係の機微とか、もう子どもの世界の中で自分で学んでいくしかない

普通の公立小学校なので、いろんな子がいる

いろんな子を見て、知って欲しかった

 

これから学校という集団生活をして年齢が上がっていく上で

もっともっと大変なことがあるだろう

人間関係で悩むかもしれない

勉強がついていけなくて嫌、もあるかもしれない

 

そう思うと、この入学当初の「今」

「学校に行かなくて良い」と選択肢を子どもに与えるのはかえって辛い気がした

特にGWあけ、朝、布団から出てこなくなったぽこすけ

昭和な私は、布団をひっぺがして「行くのよ!!」

と遅刻しながら引きずって学校に連れていった

同じように泣きベソで登校している子もいて

学校の周りを見回ってくれていた校長先生が

「はーい、大丈夫ですよー」

と、連れて行ってくれた

 

テレビ番組「ダーウィンが来た」を観ることが癒しで、

ペンギンの群れをじーっと見ていた後ろ姿、横顔…

忘れられない

この子はさ、ほんとは学校なんか行かないで

まだ原っぱをかけっこしたいだけなんだよな

「行くのよ!!」と布団をひっぺがす私の昭和な対応が

良かったかどうかは分からない

本当はもっと甘やかしても良いのかもしれない

でも。

 

小学校の授業も苦痛だったようだ。

今まで自由に書いていたひらがな、数字。

学校から帰ってきたら、元気がなくて、

「3が雪だるまになっちゃったの」と泣いていた。

鏡文字を治すのに、上手く消せなくて、8、みたいになっていた。

文字は何年も前からたくさん書いていたので、

書き順など直すことが辛かったようだった。

(放ったらかしてて、ごめん。でも、放ったらかしたかったんだ。)

 

私の弟は、小学校3年生か4年生の文集に、

「好きな動物 太」と書いていた。

……犬の点の場所が違うよ。

そんな状態だったのに、物理を専攻し、一端の公務員。

もう一人の弟も小中学校のお勉強なんて身も蓋もなかったけれど、

今はしっかり稼いでいる。

小学生なんてそんなもん。

別にいいじゃん、いま無理に直さなくてもいいじゃん。

そのうち書けるよ。

 

でも、ぽこすけは、そうは思えなかった。

悲しくなってしまうんだ。

 

分かった、一緒に練習しよう。

朝、登校前の少しの時間、一緒に数字と平仮名を練習した。

そして少しだけ先取りをするようにした。時間にしたら10分ちょっとくらいなものだったと思う。

算数も、10のイメージが出来るように、積み木を使って遊びながら計算に慣れた。

市販のワークも買ってみた。

自信をもって出来たら、授業がちょっと楽しくなるかもしれない。

学校が少しでも楽しくなることを願って。

 

6月半ばにぽこすけはコロナになり10日間、家にいた

(後から知ったが、その頃学童で大流行が始まっていた。感染った。)

初日から元気だったので、家でのーんびり過ごしたら、最後の方

初めて「学校行きたいな」というようになり、学校に普通に通えるようになった。

その頃には、中休みも校庭で遊べるようになっていたり、

学校生活で楽しみを見つけられるようになっていた。

(給食が何より楽しみ。)

 

そして夏休みが終わって二学期はすっかり学校に慣れ、

楽しくなったので、もういっか、と呑気な親子の朝学習習慣は一度すっかり消えました。

 

つづく